7章:太陽エネルギー社会 野口一郎 太陽エネルギーをもっと利用しようよ

今日は、野口一郎が太陽の恵みについて話をしてくれることになっている。一郎は日頃から太陽エネルギーの積極的な活用を訴えており、今回は一郎の話をじっくり聞くことになっていた。あいにく、朝から降り始めた雨は、午後からさらに雨足を早めていた。そういえば、今年の梅雨は、突然激しい雨が局地的に降るゲリラ豪雨で、九州や山陰、東京などで被害が続出した。気象庁では一時間に80ミリ以上降る雨を「猛烈な雨」と呼んでいるが、こんな豪雨に襲われると、地方の山間部ではがけ崩れや土石流被害が頻発してくる。数日前には、東京都心部も、150ミリを超えるゲリラ豪雨に襲われ、大量の雨が河川から溢れ出し、北区や板橋区の一部では、床上浸水被害が起こり、住民が避難する事件がテレビのトップニュースとして取り上げられていた。水は暴れだすと手に負えなくなるが、普段は、多くの恵を人間社会にもたらしてくれる。
それまで、黙ってパソコンを調整していた一郎が突然水車の写真をスクリーンに大きく映し出した。彼は小水力発電の普及のため、数人の仲間と「小水力発電普及ネットワーク」という環境 NGO を立ち上げ、環境省の支援を受けて、その普及・推進のため適地を探して、全国各地を駆け回っている。



「皆さんは、水車がなぜ回るのかご存知ですか、小学生にするような質問みたいで恐縮ですが・・・」と一郎がちょっとおどけた口調で、皆の顔を見回した。
「水が一定の速度で流れているからでしょう」とハルカがさっそく反応した。
「それでは、なぜ水は流れるのでしょうか」と一郎がハルカに畳み掛けるように尋ねた。
「水は高いところから低いところへ向けて流れるからでしょう?その流力が水車を回すエネルギーになっているのではないかしら」とハルカが答えた。

水車は太陽が回しているんだよね

「その通りです。水が高いところから低いところへ向かって流れるのは、地球の重力のせいです。高いとろから低いところへ流れていく水は、森や畑を潤し、都市を通って、最後に海に達します。だが、そこで水の旅は終わったわけではありません。そこから再び水の新しい旅が始まります。海の水は、太陽エネルギーで温められると、蒸発して空に上がって行き、雲となります。やがて冷えて雨となり再び、地上に降り注ぎます。地上に落ちた水はまた高いところから低いところへ向けて川を下り、再び海に達します。宇沢先生の講義にもあったように、これが水の循環です。この水循環を可能にしているのが太陽エネルギーです。だから、水車は太陽が回していると言っても間違いではありませんね。
実は、太陽光や太陽熱発電に限らず、風力発電、波力発電、バイオマス発電などの再生可能でクリーンな自然エネルギーの大本(おおもと)は、太陽エネルギーにほかなりません。風が吹くのも、太陽によって温められた空気と冷たい空気の間で移動が起こるからだし、波力も水の温度差や風力の変化によって発生します。バイオマス光合成によって、樹木などに炭素が固定化されたものです。このように考えると、私たちの生活を支える自然エネルギーは太陽によってつくられていると言っても過言ではありません。まさに、太陽さまさまで、私たちは太陽にいくら感謝してもし過ぎることはありません。炭素姫救援のためには、地上に燦々と降り注ぐ太陽エネルギーをもっともっと上手に活用していくことが必要だと思います」と一郎はここぞとばかり太陽礼賛論をぶち上げた。
「ちょっと、質問、いいですか?」と疑問が浮かぶとすぐ手を挙げるハルカが体を乗り出すようにして言った。
「どうぞ」と一郎。

バイオマスはCO2を出すのになぜ、クリーンなエネルギーなんだろう?

「今、再生可能で、クリーンなエネルギーのひとつとして、バイオマスをあげましたが、薪などの木質バイオマスは、石炭や石油と同じで、燃やせばCO2を排出するので、温暖化を促進させる原因になりませんか。CO2を発生させるということから言えば、バイオマスはクリーンなエネルギーとはいえないような気がします。なぜバイオマスを石炭、石油などの化石燃料と区別する必要があるのですか」とハルカが疑問を投げかけた。
「ハルカちゃんの質問はとても的を射た良い質問です。樹木も、石炭、石油などの化石燃料も、炭素が主力元素なので燃やせばCO2が発生します。石炭は、元々昔の巨木が地中に埋もれて、何億年という長い歳月を経て石炭に変化したものですからね。樹木とは兄弟のようなものです。
それにもかかわらず、両者を区別するのは何故でしょうか。樹木は燃やせば、確かにCO2を発生させますが、そのCO2は翌年、新しい樹木によって吸収されます。北半球では、秋から冬にかけて落葉樹などの生長活動が低下するので、大気中のCO2濃度は高まります。しかし春から夏にかけて生長活動が高まると、光合成が活発になりCO2を吸収するので、大気中のCO2濃度は減少します。このため、1年をならしてみれば、大気中のCO2濃度は、減りも増えもせずほぼ一定です。このようなCO2のことを循環型のCO2と呼んでおり、温暖化に対しては中立と考えられています。これに対し、ストックとして存在している石炭や石油を燃やすと、排出されたCO2は、どんどん大気中に蓄積され、CO2濃度が高くなり、温暖化の原因になります。
温暖化を防止し、炭素姫を救うためには、化石燃料の消費を抑え、循環型のCO2だけで生活をすればよいわけですが、今日の便利で豊かな生活を体験してしまうと、短期的には化石燃料抜きの生活はとても不可能です。低炭素社会という言葉が、最近よく使われますが、これは化石燃料を使っては絶対ダメということではなく、できるだけ化石燃料依存の低い社会を目指そう、ということです」と言って一郎は一息入れた。
「石炭や石油などの化石燃料に依存しない社会って、実際に存在しますか」とハルカがまた食い下がった。

江戸時代は、化石燃料抜きの社会だったんだね

「江戸時代の日本が、その典型だったと思います。太陽エネルギーで生育した植物(樹木)を利用することで日常生活が営まれていましたが、当時の人々はその制約の中で結構生活を楽しんでいたようです。江戸時代のエネルギー事情に詳しい作家の石川英輔さんは、そうした江戸時代を「植物国家」と表現しています。太陽の恵みで作られた植物で、衣食住を賄う。木で家を建てる、植物の繊維で紙や布や衣類を作る、太陽が育ててくれたお米や野菜、魚介類などを食べる、炊事に必要な燃料は前年から蓄えておいた薪や炭を使う。夜に必要な明かり(行灯など)はナタネから搾り出した油を使う。すべて太陽からのプレゼントです。もったいない精神が行き渡っており、人々は当たり前のように、古くなった木材や衣類、糞尿なども捨てずに畑の肥料に使うなど徹底的にリサイクルさせていました。日が昇るとともに起きて働き、日没とともに一日を終える、そんな自然のリズムに合わせた生活を江戸の人々はごく自然体で受け入れてきた。17世紀から19世紀の世界を見渡しても、江戸時代ほど徹底的に太陽エネルギーを活用し、太陽でつくられた様々な製品をとことん利用し、リサイクルさせて大切に使っていた地域は、世界広といえども他になかったと思います。
もちろん化石燃料社会の便利で豊かな生活とは程遠い生活ですが、化石燃料にまったく依存せず、太陽エネルギーだけで、楽しく過ごす生き方を創り上げてきた当時の日本人の知恵はすばらしいと思います。
だからといって、私は「江戸時代に戻れ」などというつもりはありません。低炭素社会の一つのすばらしいモデルが、我々日本人のそう遠くない過去に存在し、世界に誇れるような独特の高い文化を作り上げていたことにもっと目を向け、評価する必要があるのではないかと思います」と一郎の語り口は一段と熱を帯び、その声は一オクターブも高くなっていた。
「我が家のケチケチ生活は、江戸時代の伝統を引き継いでいることになるのかな」とハルカが独り言のように呟いた。

都留市の小水力発電、元気くん1号、市庁舎の電気の約15%を賄う

「さて、今日の本題、私が取り組んでいる小水力発電について、少し説明させていただきたいと思います」と言って、一郎はこれまでの話を打ち切り、話を前に進めた。
「水力発電といえば、皆さんは、エジプトのアスワン・ハイ・ダムや中国の三峡ダム、日本では黒四ダムなどの巨大発電所を思い描くと思います。私が取り組んでいるのは、農家の脇を流れる小川でも利用できる小さな水力発電です。
炭素姫救援の初会合の時、私は山梨県・都留市の小水力発電所の取材から戻ってきたばかりで参加しましたが、あの時、ちょっと紹介した小水力発電の「元気くん1号」がこの写真です」と言って一郎は、スクリーンに映っている都留市役所のWEBサイトから取り出した「元気くん1号」を紹介した。


「正式名は、家中川(かちゅうがわ)・小水力市民発電所、略称元気くん1号です。都留市誕生50周年を記念して04年に設立を決め、翌05年10月に完成しました。家中川がちょうど市役所と谷村第一小学校の間を流れているため、その間に設置しました。役所の玄関前で、小学校の校庭からもよく見えます。最大20kWの発電能力を持っており、工事費を含めた設置事業費は約4300万円。政府補助金、市の一般財源、市民参加型ミニ公募債で資金を賄いました。年間の発電量は約6万3000kWh 。市役所が1年間に使う電気の約15%を賄えます。地域おこしの一つとして全国に先駆けて作ったこともあり、全国各地の自治体職員の見学者が急増しているそうです」と一郎が説明した。

なぜ、小水力発電が注目されるようになったのかな

「小水力発電は、日本にはどのくらい作られているの?」と湯川雫が質問した。
「現在、日本には約1000基、発電能力の総計は300万kW程度です。水力発電全体に占める割合は5%程度に過ぎません。しかもその約9割が1990年代以前につくられたもので、この20年ほどは、ほとんどつくられていませんでした。大型発電と比べ、あまりに規模が小さく、その割に初期投資が大きく、ビジネスとしてうまみがないからです。
小水力発電とは、具体的には、発電能力1万kW以下の水力発電の総称です。私が主に対象にしているのは、その中でも1000kW以下のミニ水力発電、さらにもっと小さい100kW以下のマイクロ水力発電です。都留市の「元気くん1号」は、最大出力20kWですから、マイクロ水力発電に分類できます。
見捨てられたようになっていた小水力発電がにわかに脚光を浴び、関心をもたれるようになったのは今世紀に入ってからなので、ごくごく最近のことです」と一郎。
「それはどのような理由からなの?」と雫が質問した。
「やはり、時代の変化です。化石燃料に代わるクリーンで再生可能なエネルギー源の開発が求められるようになり、小水力発電にも関心が向けられてきました。政府は03年に電力会社に対し販売電力の一定の割合を太陽光発電や風力発電などのクリーンで再生可能な新エネルギーで賄う法律(RPS法)施行しましたが、その対象に小水力発電も加えられました。また、民主党の菅直人内閣が10年6月に打ち出した「新成長戦略」の中でも、新エネルギーを割高な価格で電力会社が買い上げる固定価格買取制度の対象にも加えられています。政府が正式に支援を決めれば、助成金が支給されます。このような時代の追い風を受けて、再び小水力発電設置の動きが強まってきており、この数年1000kW以下のミニ水力発電は、年に5基から10基程度が新設されています」
「なるほど。小水力発電は、まだこれからという段階ですね。先ほどビジネスとしてはそれほど魅力がないとおっしゃっていましたが、今後、増える見込みはあるのですか」と大倉完良が質問した。

日本列島には小水力の適地が3万ヵ所近くもあるそうだよ

「小水力発電は、ビジネスの観点よりも、これからの社会に必要なクリーンで再生可能なエネルギー源の確保という視点から注目されているわけです。小水力は、CO2を出さないクリーンで再生可能なエネルギーであること、設置に当たってほとんど環境破壊を伴わないこと、水という地域資源の有効活用であること、地域おこし、地域活性化に貢献できること、太陽光発電や風力発電と比べ、天候に左右される割合が小さく、24時間比較的安定して電気をつくれることーーなど多くのメリットがあります。
小水力発電は、一般企業のほかに、地方自治体、第三セクター、個人としての農民やグループとしての農民など様々な主体によって運営されています。
農村などでは、たとえば、ハウス栽培用の暖房燃料として利用できます。季節の野菜やイチゴなどをビニールハウスで栽培する場合、重油などで室内温度を一定に保っています。重油を使うので、当然、CO2を排出します。これに対し、小水力発電の電気を使えば、CO2は排出しませんし、自家発電なので、電気代もかかりません。環境省などの調査によると、日本列島には、東北地方や中部・北陸地方、東京、北海道地方などを中心に小水力発電の適地が多く、本気で設置しようと思えば、適地は3万ヶ所近くもあり、それがすべて実現すれば、水力発電の3割程度が賄えるという試算もあります」
「小水力の需要が増えれば、ビジネスとしても成立しそうですね」と私が尋ねると、
「その通りです」と言って一郎はさらに説明を続けた。

潜在需要は大きいと思うんだがね

「今のところ、小水力発電は、ほとんど注文生産で設置しています。専門の水車メーカーもほとんどないし、モジュール化されたブレード(羽)や発電機もありません。その都度必要な部品を様々な業者に注文してつくっています。そこで、たとえば、標準的な小水力発電を発電能力別に大、中、小の三種類つくってパターン化し、部品調達から組み立て、設置までの作業を一貫して行えるビジネスモデルを創り上げれば、ビジネスとしても十分やっていけると思います。中国やフィリッピン、マレーシア、インドネシアなどアジア近隣諸国でも、小水力発電の潜在需要はきわめて大きいと思われます」
「小水力の場合、初期投資の金額、回収期間はどのくらいかかるのかな。太陽光発電などは回収期間、約10年と言われているが・・・」と私は質問した。
「小水力発電の最大の欠点は、初期投資にかなりお金がかかることです。先ほどの都留市の場合でも、初期投資に5千万円近くかかりました。発電量がそれほど多くないために、初期投資の回収にかなり時間が必要です。そのため、現状では政府の助成金がないと設置は難しい状況ですね。ある程度、量産化が可能になれば、当然設置コストは低下しますが、そのためにはまとまった注文が必要です」と一郎。
「水利権の問題も複雑だという話を聞いたことがあるよ。河川の水を利用する場合は国土交通省から水利権の認定を受けなければなりません。農業用水路を利用する場合も同様で農水省の許可が必要です。国土交通省、農水省、地方自治体などの縦割り行政が網の目のように張り巡らされている日本では、小水力発電一基を設置する場合でも、膨大な手続き作業が必要で、これが大きなブレーキになっているように思いますが、どうですか」と大倉完良が行政マンらしい疑問を投げかけた。
「その通りです。小水力発電の普及を推進するためには、そうした複雑な縦割り型の法律や手続きを簡素化させなければなりません。行政の窓口を一本化させるなど、ちょっと工夫するだけでも、設置数は急速に増えると思います」と一郎が答えた。
「これまでほとんど見向きもされなかった小さな川の水でも、時代が変われば大きな役割を果たすことができるんですね。「塵も積もれば山となる」というように、将来小水力発電が全国各地につくられるようになれるといいですね」とハルカが感激したように呟いた。

太陽エネルギーは、人類のエネルギー消費量の50倍もあるんだってさ

ここで、10分ほどの休憩に入った。
一休みした後、一郎が再び話を始めた。
「江戸時代の人たちは、太陽の恵、別の言い方をすれば、太陽エネルギーを受動的に受け止め、春夏秋冬、太陽の動きに日々の生活を適応させることで、独特の省エネ文化をつくり上げてきました。それに対し、現在を生きる私たちは、太陽の恵みに感謝しつつも、太陽の恵みを受動的ではなく、積極的に活用していく努力、工夫が求められます。たとえば、江戸時代の水車は、水の位置エネルギーを回転エネルギーに変換して玄米を精米にするための動力源などとして使ってきましたが、小水力発電は同じ水の位置エネルギーを電気に変換して使います。もちろん、電気として使った方が活用範囲は格段に広がります。この違いは技術革新、イノベーションによって可能になります。太陽エネルギーを効率的に利用するためには、日本が得意とする最先端の科学技術と太陽エネルギーを上手にマッチングさせる努力が大切です」
「最先端の科学技術の活用ということですが、具体的にはどのようなことですか」とハルカが質問した。
「科学者の推計だと、地球に降り注ぐ太陽エネルギーの総量は、人類が使うエネルギー消費量の約50倍もあるといわれています。またゴビ砂漠の半分に現在市販されている太陽光電池を敷き詰めれば、全人類のエネルギー需要量がほぼ賄えるという試算もあります。理屈を言えば、人類は太陽エネルギーだけで、暮らしていけることになります。
しかし、実際は理屈通りにいきません。何故でしょうか。それは、太陽光エネルギーの面積あたりの密度が低いからです。たとえば、太陽光電池(ソーラーパネル)の変換効率は、現在15%前後です。変換効率とは、太陽電池に入射した太陽光をどれだけ電気に変えられるかを示す数値です。
たとえば、太陽光エネルギーは1m2当たり1000W程度と推定されています。太陽光を太陽電池に当てることで、150W の電気がつくれるとすると、この太陽電池の変換効率は15%ということになります。太陽電池は二つの異なる特殊な半導体を組み合わせてつくりますが、素材の改善などによって変換効率を、20%、30%と高めることが可能になれば、太陽電池の効率も向上します。そのためには、様々な先端技術の協力が必要です」と一郎がちょっと専門的な用語を交えて説明をした。
太陽電池の変換効率の話を聞いて思い出しましたが、風力発電の技術革新にも目覚しいものがありますね。「必要は発明の母」といいますが、必要があれば、必ずそれを実現させるためのイノベーションが起こります。風力発電のイノベーションについてひとつ忘れられない思い出があります」と私は、一郎の話を引き継いでとっておきの話を披露した。

風力発電の墓場みたいな印象だったよ

「数年前、アメリカ・西海岸を旅行した際、ロスアンゼルス郊外の「テハチャピ」という場所を訪ねました。アメリカ最大の風力発電の集積地として有名なところです。周辺は赤茶けた砂漠のような高原で砂と岩石ばかりで、ところどころにサボテンのような低木が見られます。その尾根沿いに風力発電が林立しています。尾根に立つと、かなり強い風が吹き抜けているのがわかります。一つの丘を超えると、そのまた向こうの尾根沿いに風力発電が群生して見えます。この風車の森を車で走っていると、どこも似たような景色なので、道に迷ってしまったような錯覚に陥ります。80年代の初めに設置したもので、出力300kW前後の小ぶりの風車が1万基近く集中して建てられており壮観です。しかし近くで見るといずれも老朽化しており、プロペラが動かないものや羽が欠けてしまっている風車も多く、「風車の墓場」といった印象が強かったことを覚えています。
風力発電の後発組、日本には、出力1000kW を超える大型の最新鋭の風車が北海道や東北地方を中心に各地で造られており、5000kW の大型発電も登場しています。それを見ているので、テハチャピの風車がいかにも古臭く、ちゃちに見えました。設立された当時は、その時代の最新鋭のものだったと思います。それから20数年の間の風力発電の急速な発展には驚くべきものがあります。アメリカではオバマ大統領が就任して、グリーン・ニューディール政策を打ち出し、その一環として、風力発電の普及・促進に力を入れています。すでに、老朽化した発電設備を最新鋭の大型施設に更新中なので、テハチャピの風車景色も近い将来大きく変わると思います」

風力発電に対しては一部に批判も出ていますね

「先生、日本では風力発電について、騒音問題や野鳥が風車の羽に巻き込まれてしまう事件などが起こっており、批判の声も出ていますが、アメリカではどうなんですか」とハルカが質問を投げかけてきた。
「アメリカの場合は、土地が広く、テハチャピも含め、風力発電の設置場所は、砂漠に近い荒地で人家が付近にないため、発電に伴う騒音や電波障害などの心配はほとんどありません。国土が狭い日本の場合は、色々問題がありますね。野鳥が風車に巻き込まれる事故は、それなりにあるようですが、アメリカではあまり問題視されていないようです」と私が答えると、続いて一郎が付け足した。
風力発電も、大型化すればするほど効率が上がることは確かですが、民家に近いところで設置する場合は、十分な環境アセスメント(環境影響評価)が必要ですね。経済効率だけを考えて、大きければ大きいほど良いといった20世紀型の考え方は禁物で、それぞれの地域に合った適正規模の視点が大切だと思います。
ヨーロッパ諸国では、海上に大型の風力発電を設置しています。デンマークのコペンハーゲン空港に降り立つ時、フライトの窓から下を見たら、沖合いに大型の風力発電が一定の距離を置いて数十基が整然と設置されているのが見えて驚きました。さすがは風力発電の国だと感心しました。その時、漁業権などの問題はどうなっているのかな、と思いました。日本でも、洋上風力発電の時代を迎えようとしていますが、これまでなかった新しい試みだけに、実施にあたっては様々な障害が立ちはだかると思います。長所、欠点を隠さず、すべて説明して、地元住民の納得を得ることが大切ですね」

性能の良い蓄電池が開発されると鬼に金棒なんだがね

「太陽の恵みである太陽光発電や風力発電をフルに活用し、化石燃料に置き換えていくためには、今後どのような分野の技術開発が考えられますか」と雫が一郎の顔を見ながら質問した。
「結論を先に言うと、最大のネック(障害)は、電気を溜めておく性能の良い蓄電池の開発が遅れていることだと思います」と言って、一郎はさらに説明した。
「歴史的にみれば、太陽エネルギーの本格的な利活用は、まだ始まったばかりです。本格活用という視点で、改めて自然界を眺めると、太陽起源の自然エネルギーの潜在的な供給量は極めて大きいと思います。アメリカの環境啓蒙家、レスター・ブラウン氏は、一つのたとえとして、『モンゴルの風は、サウジの石油に匹敵する』と言っています。モンゴル草原に吹く風を電気に変換できれば、モンゴルはサウジの石油に負けないエネルギー資源大国になれると指摘しています。
先ほど、ゴビ砂漠に太陽電池を貼り付ける話をしましたが、そのための適地は他にもアフリカのサハラ砂漠や中東、インドなどの砂漠地帯を含め世界各地にたくさん存在します。風力発電、太陽光発電などの技術は日進月歩で進んでいます。しかし、電気はつくるだけでは利用できません。もう一つ重要な条件があります。ハルカちゃん、何んだか分かりますか」と一郎は彼女の顔を見ながら質問した。
「せっかく電気をつくっても、利用されなければ意味がないですよね。いくら大量に発電しても、利用する対象がなければ宝の持ち腐れです。だから電気を利用者に届けるための手段が必要ですね。たとえば、送電システムをつくるとかという問題ではないでしょうか」とハルカが答えた。
「その通りです。風や太陽光でつくった電気を送電線で消費地まで送ることができればよいのですが、そのためには、膨大な建設費がかかります。送電ロスも無視できません。あれやこれやを考えると、現実には不可能に近いと思います。そこで、生産地でつくった電気を、電気の缶詰、蓄電池に溜めて、必要な場所に運ぶことができないか、という研究が始まっています」

超伝導体の蓄電池ができれば理想的だが、まだ時間がかかりそうですか

「送電線に代わりに蓄電池を開発するということですね」とハルカが驚いたように質問した。
「電気抵抗がまったくない超伝導体の蓄電池ができれば可能です。電気抵抗があれば、せっかく溜めた電気が目減りしてしまいます。日本でも大型発電所で作った電気を送電線で東京や大阪などの消費地に送る際に数%の送電ロスが発生します。ラジオや懐中電灯の電池も時間が経つと、使えなくなってしまうことがありますね。電池の中の電気が目減りしてしまうために起こる現象です。その点、超伝導体は、電気抵抗がゼロなので目減りしません。日本は超伝導の研究でも、世界トップ水準です。実験段階では、様々な試みがなされていますが、実用段階までにはもう少し時間がかかるかもしれません。
しかし国家戦略として、ヒト、モノ、カネを集中的に投入すれば、案外早く実用化の道が開けるかもわかりません。超伝導体の蓄電池が実用化されれば、サハラ砂漠の太陽、モンゴルの風でつくられた電気が日本やアメリカ、ヨーロッパなどの消費地でも利用できるようになります。そうなれば、化石燃料に依存せずに人類が必要とするエネルギー需要のほとんどを太陽エネルギーで賄うことが可能になります。炭素姫救済の決め手になると思うよ。今の段階では、夢のまた夢かもしれないが、太陽エネルギーの究極の有効活用のためには、ここまでこなくてはいけないと思うよ。それを可能にするのが科学技術力だね」と一郎は高ぶった声で言った。

リチウムイオン電池革命で、電気自動車の普及が速まりそうだね

「なるほどね。野口さんの考えていることは、大体分かった気がします。究極の蓄電池が開発・実用化できれば、炭素姫を静かに安眠させてあげることができる、すばらしいことですね。ぜひ、夢を実現させたいですね。
ところで、究極の蓄電池を巡る議論ではありませんが、私が所属する家電業界でも、蓄電池革命といってもいいんでしょうか、別名リチウムイオン電池革命が進行中です。ご承知のように、CO2を大量に排出するガソリン自動車に代わって、走行時にCO2を一切出さない電気自動車の時代が始まろうとしています。これまで、電気自動の開発・普及が遅れていたのは、搭載するバッテリー(蓄電池)に大きな問題があったためです。大きくて重く、蓄電容量が小さく、充電に長い時間がかかり、しかも生産コストが高いなどあまりに障害が多く、自動車メーカーとして中々踏み切れませんでした。ところが、時代が代わり電気自動車待望論が強まる中で、リチウムイオン電池が救世主として現れてきました,」
「リチウムイオン電池ってどのような特徴があるのですか」とハルカが質問した。
「リチウムイオン電池は、リチウム酸化物の正極とカーボンなどの負極の間をリチウムイオンが行き来することで充放電を繰り返す蓄電池です。電池の体積や重さに比べ、電池容量や出力が大きく、現行のハイブリッド車に搭載されているニッケル水素電池に比べ、2倍以上の性能をもっています。これまでノートパソコンや携帯電話などの小型の電子機器に使われてきましたが、最近電気自動車向けの電池として、開発が急速に進んでいます。リチウムイオン電池の開発で世界のトップ水準にある日本の電池メーカーは、日本の自動車メーカーと提携して高性能電池の開発に積極的に取り組んでいます。最近ではハイブリッド車にもリチウムイオン電池が搭載されるようになってきました」と雫。
「リチウムイオン電池の開発で、電気自動車の時代は本当にやってくるのですか」と
ハルカが再度質問をした。
「案外早くやってくるのではないかという気がします。すでに一度の充電で160km
走れる電気自動車が販売されていますし、充電時間も、初期の段階では10時間以上かかっていたが、家庭用電源や業務用電源に接続して20分以下で急速充電できるようになるなど技術開発が進んでいます。最近では5、6分で充電可能な急速補充器が開発されたという記事も出ていました」と雫が答えた。
「そういえば、三菱自動車が09年に電気自動車「アイミーブ」の販売に踏み切っているし、富士重工も同じ時期に「プラグインステラ」を売り出しました。日産も10年末には、グローバルカーとして、電気自動車「リーフ」を日米欧で同時販売を開始しました。ハイブリッドカーで先行したトヨタ、ホンダも12年中にそれぞれ電気自動車の量産に踏み切る方針を明らかにしています。アメリカの GE 、フォード、欧州のベンツ、フォルクスワーゲン、ルノーなどの外国車も数年以内に電気自動車を発売する見通しのようですね」と自動車好きの完良が補足した。

スマートグリッドってなんだろう

「なるほど。電気自動車の時代が早まる予感がしますね。電気自動車時代が到来すると、最近話題になっているスマートグリッドも実用段階に入り、太陽光や風力などの自然エネルギーの活用がさらに広がる可能性がありますね」と一郎が我が意を得たりといった表情で付け加えた。
「スマートグリッドってなんですか」とハルカが口を挟んだ。
「私が説明します」と雫が引き取って、
「日本語では、当初、賢い送電網などと言っていましたが、最近では次世代送電網で統一されてきました。これまでの送電システムは、日本がその典型ですが、地方にある大型発電所から、東京や大阪などの消費地へ、高圧線を通して一方的に電力を送るワンウエイ方式が一般的でした。これに対し、スマートグリッドは、 IT (情報技術)を活用して、家庭や企業の電気の利用状況を把握して、電力の流れや供給を効率的かつ安定的に管理、制御する双方向の送電システムです。
たとえば、電気自動車が普及してくれば、駐車場にある電気自動車のバッテリーを横につなぐことで、駐車場が、にわか発電所の役割を果たすことが可能になります。メインの送電網が何らかの事故で一時的に使えなくなった場合でも、駐車場の電気自動車が電力の供給源になることができます。夏場の暑い時には、太陽光発電の発電量が多くなるので、それを電気自動車のバッテリー用の充電に活用することもできます」

一般家庭も発電所になれるのかな

「双方向発電システムということだと、一般家庭も発電所の役割を果たせるようになるの」とハルカが興味津々といった表情で質問した。
「その通りだよ。これまで一般家庭は電力会社から一方的に電力の供給を受けてきました。しかしスマートグリッド時代になると、家庭で太陽光発電や燃料電池、さらに蓄電池などを備えるようになります。太陽光や燃料電池で発電した電気を家庭内で使い、余った電気は蓄電池に溜めて置き、必要に応じて、電気を必要とする施設や電気自動車のバッテリーの充電に使うことができます。この場合は、家庭が発電所の役割をすることになります。実は、私の会社も含め、家電業界では、家庭用蓄電池の開発や家庭の電力発電量や消費量を管理し、無線で電力会社に常時、情報を送信できる「スマートメーター」(次世代検針器)の開発競争でしのぎを削っています」と雫が業界の内情を説明した。
「スマートグリッドを普及させるためには、どのような仕掛けが必要なんだろうか」と私も質問した。

送電網と通信網を管理する中央司令塔が成功のカギ

 「成功のポイントは送電網と通信網の融合です。そのためには、中央給電センターのような司令塔が必要で、通信網によって刻々と寄せられる新エネルギーの発電や利用状況を把握し、どのエネルギー源からどの程度の電力をどこに供給したら最も効率的かなどを総合的に把握し、管理・制御できなければなりません。イメージとしては、ハブ空港の管制塔のように秒刻みでフライトの発着陸を管理・制御するような高度なシステムが必要になってきます。すでに技術は実用段階に入っており、スマートグリッドという新しい送電システムを受け入れるための意識転換や制度設計などが遅れていることが問題です」と雫は明快に答えた。
「太陽エネルギーの多面的な活用がすでにここまで来ていると思うと、うれしいですね。
太陽エネルギー、万々歳、ということで、今日の勉強会は終了します」と一郎はちょっと浮き浮きした様子で締めくくった。

NGO:エヌ ジー オー

(Non-Government Organization)非政府組織。民間団体。もともと、国連で使われていた用語で、政府の代表ではない民間団体を意味している。政府間の協定によらない民間団体のことで、国連経済理事会との協議資格を認められた団体を指す。その活動は主に、政府主体の国際会議への出席や、軍縮・人権・地球環境保全など、国境や国家の政策を超えたグローバルな問題における市民間の相互協力に重点が置かれた。最近では、協議資格の有無に関係なく、非営利で非政府という NPO 的な市民団体全般を指すこともある。日本では、単に国際的に活動する民間非営利組織を NGO と呼んでいる。

NPO

水循環:みずじゅんかん

(water cycle)水が気相・液相・固相と相を変えて循環すること。地球上の水は大気中の水蒸気のような気体、海洋や河川などの液体、氷河などの固体の 3相で存在している。地球上の水の分布は、海洋 97.4%、湖沼 0.015%、河川 0.0001%、氷河 2%、地下水 0.6%、大気中 0.001%である。海洋や湖沼から水蒸気として大気を循環し降水や降雪として再び地表や海洋などに戻る。単純なモデルでは海洋−水蒸気−降水−土壌水−地下水−河川−海洋と循環する。近年、農業や工業などの人間活動により河川水や地下水の過剰な利用や都市部の水路整備などにより水循環に影響が出ることが懸念されている。水の相変換には大量の熱エネルギーを必要とし太陽放射エネルギーを利用している。地上から蒸発するときに熱を奪い潜熱を運び凝結時に顕熱を放出することで水循環は熱輸送の機能も有している。大気中の水蒸気は一年間に約 40回入れ替わっており、大気と水の間で水が入れ替わるには約 3000年を要する。

大気大循環、大気−海洋結合大循環モデル

バイオマス発電:バイオマスはつでん

(Biomass   Generation)生物に含まれる有機物を個体燃料、液体燃料に変換して燃焼させ、電気を作り出すもの。バイオマスは、生物を意味する「バイオ」と、まとまった量を表す「マス」を合成して作られた言葉。石油に代わる自然エネルギーのひとつで、自然現象の中で資源が再生される生物起源のエネルギーの総称。農業廃棄物、さとうきび、石油に似た液体燃料を抽出できる植物(ホルトソウ、アオサンゴ、ユーカリなど)をさす。これらの植物は、生育が早く、高発熱量の炭化水素を多く含む。政府のバイオマス・ニッポン総合戦略によれば、生物資源(bio)の量(mass)を表す概念で、「再生可能な、生物由来の有機性資源で化石資源を除いたもの」とされる。具体的には、動物と植物および動植物が排出したものである。バイオマスエネルギーとは、動植物などの生物体(バイオマス)から得られた有機物を利用するエネルギーのこと。代表的なものには、@間伐材、木くず、稲ワラ、モミ殻などで固形燃料を作って燃焼したり、木材チップをガス化して燃焼し、熱利用や発電をするA食品廃棄物や家畜のふん尿を醗酵させて発生したメタンガスを回収して燃焼し、熱利用や発電をするBナタネやトウモロコシなどから採れる植物油から液体燃料を作り、自動車燃料として利用するC黒液(木材パルプの製造時に出る廃液)を濃縮し、燃焼させて熱利用や発電利用をする。などがある。

特になし

バイオマス:バイオマス

(biomass)ある時点のある空間における生物の総量を意味する語だが、近年は具体的に、エネルギー資源や化学成分として利用できる、生物由来の物質、などと表現することが多い。この場合、森林の倒木や枯れ葉、遺棄された作物、家畜の排せつ物や生ゴミなど、多くの有機物がバイオマスに該当する。バイオマスを燃やすと二酸化炭素を排出するが、この炭素はバイオマスが成長過程で光合成により大気中の二酸化炭素から吸収し、固定していたものである。したがって、全体として炭素の収支はバランスしていると考えられ、地球温暖化対策に有効なエネルギー資源とされている。

特になし

光合成:こうごうせい

植物が光のエネルギーによって大気中の二酸化炭素と水から有機物である炭水化物を合成すること。これによって二酸化炭素は固定され、酸素が発生する。光合成細菌の場合、光エネルギーによって二酸化炭素の固定を行うが、酸素は発生しない。1年間に地球上の陸上植物が光合成により固定する炭素の量は約 5.5× 1010トンで、海洋植物によるものが約 3.5× 1010トンと推定されている。

特になし

風力発電:ふうりょくはつでん

(後送)

特になし

バイオマス:バイオマス

(biomass)ある時点のある空間における生物の総量を意味する語だが、近年は具体的に、エネルギー資源や化学成分として利用できる、生物由来の物質、などと表現することが多い。この場合、森林の倒木や枯れ葉、遺棄された作物、家畜の排せつ物や生ゴミなど、多くの有機物がバイオマスに該当する。バイオマスを燃やすと二酸化炭素を排出するが、この炭素はバイオマスが成長過程で光合成により大気中の二酸化炭素から吸収し、固定していたものである。したがって、全体として炭素の収支はバランスしていると考えられ、地球温暖化対策に有効なエネルギー資源とされている。

特になし

木質バイオマス:もくしつバイオマス

バイオマスは、生物資源を表す言葉であり、そのなかでも木質で構成されるものの総称。主に樹木の伐採や造材のときに発生した林地残材、製材工場などから発生する他、住宅の解体材や街路樹の剪定枝などがある。地域熱供給や、石炭火力発電所の燃料に混合され、再生可能エネルギーとして普及が期待されている。

特になし

バイオマス:バイオマス

(biomass)ある時点のある空間における生物の総量を意味する語だが、近年は具体的に、エネルギー資源や化学成分として利用できる、生物由来の物質、などと表現することが多い。この場合、森林の倒木や枯れ葉、遺棄された作物、家畜の排せつ物や生ゴミなど、多くの有機物がバイオマスに該当する。バイオマスを燃やすと二酸化炭素を排出するが、この炭素はバイオマスが成長過程で光合成により大気中の二酸化炭素から吸収し、固定していたものである。したがって、全体として炭素の収支はバランスしていると考えられ、地球温暖化対策に有効なエネルギー資源とされている。

特になし

化石燃料:かせきねんりょう

(fossil fuel)石油、石炭、天然ガスなど地中に埋蔵されている燃料資源の総称で、石油はプランクトンなどが高圧によって変化し、石炭は数百万年以上前の植物が地中に埋没して炭化、天然ガスは古代の動植物が土中に堆積して生成されたものであるという説から化石燃料と呼ばれている。化石燃料は、輸送や貯蔵が容易であることや大量のエネルギーが取り出せることなどから使用量が急増し、これらの燃料は燃やすと二酸化炭素(CO

1次エネルギー、石油、無機起源説

温暖化:おんだんか

特になし

地球温暖化

化石燃料:かせきねんりょう

(fossil fuel)石油、石炭、天然ガスなど地中に埋蔵されている燃料資源の総称で、石油はプランクトンなどが高圧によって変化し、石炭は数百万年以上前の植物が地中に埋没して炭化、天然ガスは古代の動植物が土中に堆積して生成されたものであるという説から化石燃料と呼ばれている。化石燃料は、輸送や貯蔵が容易であることや大量のエネルギーが取り出せることなどから使用量が急増し、これらの燃料は燃やすと二酸化炭素(CO

1次エネルギー、石油、無機起源説

光合成:こうごうせい

植物が光のエネルギーによって大気中の二酸化炭素と水から有機物である炭水化物を合成すること。これによって二酸化炭素は固定され、酸素が発生する。光合成細菌の場合、光エネルギーによって二酸化炭素の固定を行うが、酸素は発生しない。1年間に地球上の陸上植物が光合成により固定する炭素の量は約 5.5× 1010トンで、海洋植物によるものが約 3.5× 1010トンと推定されている。

特になし

温暖化:おんだんか

特になし

地球温暖化

化石燃料:かせきねんりょう

(fossil fuel)石油、石炭、天然ガスなど地中に埋蔵されている燃料資源の総称で、石油はプランクトンなどが高圧によって変化し、石炭は数百万年以上前の植物が地中に埋没して炭化、天然ガスは古代の動植物が土中に堆積して生成されたものであるという説から化石燃料と呼ばれている。化石燃料は、輸送や貯蔵が容易であることや大量のエネルギーが取り出せることなどから使用量が急増し、これらの燃料は燃やすと二酸化炭素(CO

1次エネルギー、石油、無機起源説

温暖化:おんだんか

特になし

地球温暖化

化石燃料:かせきねんりょう

(fossil fuel)石油、石炭、天然ガスなど地中に埋蔵されている燃料資源の総称で、石油はプランクトンなどが高圧によって変化し、石炭は数百万年以上前の植物が地中に埋没して炭化、天然ガスは古代の動植物が土中に堆積して生成されたものであるという説から化石燃料と呼ばれている。化石燃料は、輸送や貯蔵が容易であることや大量のエネルギーが取り出せることなどから使用量が急増し、これらの燃料は燃やすと二酸化炭素(CO

1次エネルギー、石油、無機起源説

化石燃料:かせきねんりょう

(fossil fuel)石油、石炭、天然ガスなど地中に埋蔵されている燃料資源の総称で、石油はプランクトンなどが高圧によって変化し、石炭は数百万年以上前の植物が地中に埋没して炭化、天然ガスは古代の動植物が土中に堆積して生成されたものであるという説から化石燃料と呼ばれている。化石燃料は、輸送や貯蔵が容易であることや大量のエネルギーが取り出せることなどから使用量が急増し、これらの燃料は燃やすと二酸化炭素(CO

1次エネルギー、石油、無機起源説

リサイクル:リサイクル

廃棄物を原料ないし資源として再利用すること。「再資源化」や「再生利用」といわれることもある。具体的には、使用済み製品や生産工程から出る廃棄物などを回収したものを、利用しやすいように処理し、新しい製品の原材料として使うことを指す。狭義では、新製品に使う原料として再資源化ないしは再生利用する「マテリアルリサイクル(つまり原料リサイクル)」を意味する概念として限定的に用いられる。広義には、ごみを燃やして、その際に発生する熱をエネルギーとして利用する「サーマルリサイクル(つまり熱回収)」を含めた概念として用いられる。さらなる広義では、使用済み製品からまだ使える部品を取り出し、新製品に組み込む「部品のリユース(再使用)」も含めてリサイクルと呼ばれることもある。

ゴミ問題、再商品化、再生資源利用促進法、循環型社会、廃掃法、マテリアルリサイクル

化石燃料:かせきねんりょう

(fossil fuel)石油、石炭、天然ガスなど地中に埋蔵されている燃料資源の総称で、石油はプランクトンなどが高圧によって変化し、石炭は数百万年以上前の植物が地中に埋没して炭化、天然ガスは古代の動植物が土中に堆積して生成されたものであるという説から化石燃料と呼ばれている。化石燃料は、輸送や貯蔵が容易であることや大量のエネルギーが取り出せることなどから使用量が急増し、これらの燃料は燃やすと二酸化炭素(CO

1次エネルギー、石油、無機起源説

三峡ダム:さんきょうダム

(Three Gorges Dam)中国の長江中流域に建設中の重力式ダム。提高 185m 、提頂長 2300m で洪水調節、発電、水運を目的としている。予定される発電量は日本の全水力発電量と同等であり中国の総発電量の 1割を占める。三峡ダムの構想は古く孫文によるものとされている。1993年に建設が始まり 2003年に一部貯水が開始、 2006年にダム本体の工事が終了し全ての工事が完了するのは 2009年の予定である。巨大なダムで中国の電力問題を解決し二酸化炭素の発生を抑制するなどの利点に対して、水没地区の住民の強制的な移住や流域の生態系への悪影響、土砂の堆積などが問題となっている。長江は年平均毎秒 3万トン前後の流量を持ち多くの河川水を運ぶと同時に流域からの様々な物質を下流へと運搬している。ダムの建設により河川水は一時的にダム貯水池に滞留するため流量、水質に変化が起こることが予測される。上流域から汚染物質が流入すれば貯水池を巨大な汚水溜めとなることが予測され三峡ダム地区の汚水、ごみ処理場の建設が計画され 60%ほどが完成している。長江が流入する東シナ海は大陸棚が広く生物生産力の高い地域であるが、長江からの河川水の変化により環境が変化することが予測される。長江の河川水は東シナ海から日本海へと流入し日本海の環境へ影響を与えていると考えられ今後の影響が懸念される。

アスワンハイダム、黒部川のダム

マイクロ水力発電:マイクロすいりょくはつでん

特になし

ちゅうしょうすいりょくはつでん【中小水力発電】

新エネルギー:しんエネルギー

(new energy)一般的な用語の定義や分類は曖昧だが、政策的な用語としては定義や分類が議論され、「新たに発見されたか、技術進歩によって利用可能になったエネルギー」と定義される。政策的な用語とは、 RPS 法および政令に基づいて指定されたものを指し「再生可能エネルギー」と「従来型エネルギーの新利用形態」の二つに分類される。それらの定義は、「技術的に実用化段階に達しつつあるが、経済性の面から普及が十分でないもので、石油に代わるエネルギーの導入を図るために支援を必要とするもの」としている。経済産業省に設置された総合資源エネルギー調査会新エネルギー部会のでは、国際的に再生可能エネルギーのうち、大規模な水力発電や薪や炭などの伝統的バイオマスを除いた「新しい」再生可能エネルギー(New Renewables)と新エネルギー概念整理が行われ、地熱と中小規模水力による発電が新たに新エネルギーに加えられる見込みである。

再生可能エネルギー、 RPS 法

化石燃料:かせきねんりょう

(fossil fuel)石油、石炭、天然ガスなど地中に埋蔵されている燃料資源の総称で、石油はプランクトンなどが高圧によって変化し、石炭は数百万年以上前の植物が地中に埋没して炭化、天然ガスは古代の動植物が土中に堆積して生成されたものであるという説から化石燃料と呼ばれている。化石燃料は、輸送や貯蔵が容易であることや大量のエネルギーが取り出せることなどから使用量が急増し、これらの燃料は燃やすと二酸化炭素(CO

1次エネルギー、石油、無機起源説

風力発電:ふうりょくはつでん

(後送)

特になし

風力発電:ふうりょくはつでん

(後送)

特になし

太陽電池:たいようでんち

(Solar Cell)太陽の光を利用して電気エネルギーを発生させる装置。光を電気信号に変換する光電素子を利用し、太陽光が当たったとき発生する電力を、エネルギー源として使用できるようにした電池。太陽電池の基本的な最小単位として、電極化された半導体をセルといい、実用電力を得るようにセルを配列し、パッケージ化されたものをモジュールという単位で数えることにしている。現在実用化されているシリコンを用いた太陽電池は、照射された太陽エネルギーの 15%を利用することができる。最大の特徴は、地球温暖化の原因になる二酸化炭素を発生しないこと。資源小国の日本にとって、最も期待されるクリーンエネルギーで、工場や学校、家庭などにも取り入れられ、太陽光発電は、世界で一番進んでいる。

特になし

太陽電池:たいようでんち

(Solar Cell)太陽の光を利用して電気エネルギーを発生させる装置。光を電気信号に変換する光電素子を利用し、太陽光が当たったとき発生する電力を、エネルギー源として使用できるようにした電池。太陽電池の基本的な最小単位として、電極化された半導体をセルといい、実用電力を得るようにセルを配列し、パッケージ化されたものをモジュールという単位で数えることにしている。現在実用化されているシリコンを用いた太陽電池は、照射された太陽エネルギーの 15%を利用することができる。最大の特徴は、地球温暖化の原因になる二酸化炭素を発生しないこと。資源小国の日本にとって、最も期待されるクリーンエネルギーで、工場や学校、家庭などにも取り入れられ、太陽光発電は、世界で一番進んでいる。

特になし

太陽電池:たいようでんち

(Solar Cell)太陽の光を利用して電気エネルギーを発生させる装置。光を電気信号に変換する光電素子を利用し、太陽光が当たったとき発生する電力を、エネルギー源として使用できるようにした電池。太陽電池の基本的な最小単位として、電極化された半導体をセルといい、実用電力を得るようにセルを配列し、パッケージ化されたものをモジュールという単位で数えることにしている。現在実用化されているシリコンを用いた太陽電池は、照射された太陽エネルギーの 15%を利用することができる。最大の特徴は、地球温暖化の原因になる二酸化炭素を発生しないこと。資源小国の日本にとって、最も期待されるクリーンエネルギーで、工場や学校、家庭などにも取り入れられ、太陽光発電は、世界で一番進んでいる。

特になし

風力発電:ふうりょくはつでん

(後送)

特になし

風力発電:ふうりょくはつでん

(後送)

特になし

風力発電:ふうりょくはつでん

(後送)

特になし

風力発電:ふうりょくはつでん

(後送)

特になし

風力発電:ふうりょくはつでん

(後送)

特になし

風力発電:ふうりょくはつでん

(後送)

特になし

風力発電:ふうりょくはつでん

(後送)

特になし

環境アセスメント:かんきょうアセスメント

(Environmental Impact Assessment)環境影響評価。空港や道路、ダム事業、大規模宅地開発など環境に著しい影響を及ぼすおそれのある事業を行おうとするとき、その事業者が自ら周辺の環境の状況を調査し、予測、評価して、その結果を住民に公表し、意見を聞き、より適正な環境への配慮を確保するための手続き(制度)のこと。1969年にアメリカにおいて法制化された国家環境政策法(NEPA)に環境アセスメントの沿革が求められ、環境配慮のための民主的意思決定、科学的判断形成方法として考案されたのが、もともとの意味の環境アセスメントである。米国においては複数の代替案から最適案を選定する手続きが最大の特徴になっている。日本では 1997年に環境アセスメント法が制定されたが、わが国の環境アセスメントにおいては代替案の比較検討を必須要件とせず、環境基準等の環境保全目標をクリアしているか、環境影響を低減させるための最大の努力を図ったかで評価することとしている。

特になし

風力発電:ふうりょくはつでん

(後送)

特になし

風力発電:ふうりょくはつでん

(後送)

特になし

化石燃料:かせきねんりょう

(fossil fuel)石油、石炭、天然ガスなど地中に埋蔵されている燃料資源の総称で、石油はプランクトンなどが高圧によって変化し、石炭は数百万年以上前の植物が地中に埋没して炭化、天然ガスは古代の動植物が土中に堆積して生成されたものであるという説から化石燃料と呼ばれている。化石燃料は、輸送や貯蔵が容易であることや大量のエネルギーが取り出せることなどから使用量が急増し、これらの燃料は燃やすと二酸化炭素(CO

1次エネルギー、石油、無機起源説

風力発電:ふうりょくはつでん

(後送)

特になし

太陽電池:たいようでんち

(Solar Cell)太陽の光を利用して電気エネルギーを発生させる装置。光を電気信号に変換する光電素子を利用し、太陽光が当たったとき発生する電力を、エネルギー源として使用できるようにした電池。太陽電池の基本的な最小単位として、電極化された半導体をセルといい、実用電力を得るようにセルを配列し、パッケージ化されたものをモジュールという単位で数えることにしている。現在実用化されているシリコンを用いた太陽電池は、照射された太陽エネルギーの 15%を利用することができる。最大の特徴は、地球温暖化の原因になる二酸化炭素を発生しないこと。資源小国の日本にとって、最も期待されるクリーンエネルギーで、工場や学校、家庭などにも取り入れられ、太陽光発電は、世界で一番進んでいる。

特になし

風力発電:ふうりょくはつでん

(後送)

特になし

化石燃料:かせきねんりょう

(fossil fuel)石油、石炭、天然ガスなど地中に埋蔵されている燃料資源の総称で、石油はプランクトンなどが高圧によって変化し、石炭は数百万年以上前の植物が地中に埋没して炭化、天然ガスは古代の動植物が土中に堆積して生成されたものであるという説から化石燃料と呼ばれている。化石燃料は、輸送や貯蔵が容易であることや大量のエネルギーが取り出せることなどから使用量が急増し、これらの燃料は燃やすと二酸化炭素(CO

1次エネルギー、石油、無機起源説

燃料電池:ねんりょうでんち

(fuel cell) 水素と酸素の化学反応によって電力を取り出す装置の総称。水素などの燃料と酸素の化学反応から電気エネルギーへの変換効率が高く、自動車、民生用・産業用コジェネレーション、発電所などのエネルギー源として期待されている。ノートパソコン、携帯電話などの携帯機器向けの開発と自動車や路面電車などの動力としての開発が進められているが、燃料の水素の製造法や、触媒の貴金属に課題が残されている。

特になし

新エネルギー:しんエネルギー

(new energy)一般的な用語の定義や分類は曖昧だが、政策的な用語としては定義や分類が議論され、「新たに発見されたか、技術進歩によって利用可能になったエネルギー」と定義される。政策的な用語とは、 RPS 法および政令に基づいて指定されたものを指し「再生可能エネルギー」と「従来型エネルギーの新利用形態」の二つに分類される。それらの定義は、「技術的に実用化段階に達しつつあるが、経済性の面から普及が十分でないもので、石油に代わるエネルギーの導入を図るために支援を必要とするもの」としている。経済産業省に設置された総合資源エネルギー調査会新エネルギー部会のでは、国際的に再生可能エネルギーのうち、大規模な水力発電や薪や炭などの伝統的バイオマスを除いた「新しい」再生可能エネルギー(New Renewables)と新エネルギー概念整理が行われ、地熱と中小規模水力による発電が新たに新エネルギーに加えられる見込みである。

再生可能エネルギー、 RPS 法

 
 
 
©2012 tadahiro mitsuhashi